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自分でできることが増えてきた話

  • 執筆者の写真: kyarikakuhamamatu
    kyarikakuhamamatu
  • 9月26日
  • 読了時間: 2分

就労継続支援事業所で働く際に、よく言われる言葉が「自立」です。

しかし、自立と言われてもすべてのことを自分で面倒見るなんてことはできません。

一般の人でさえ、結婚という形で家事を分業したりするのですから、一人暮らしで家事もこなす生活をしている人はレベルが高いんですよね。


 少しだけ、私の話をすると、「働くとは自分の力で稼ぎを得ること」という当たり前の事実がものすごく難しいんだよと感じたのが社会人一年目でした。

正直なところ、今までの私は親に言われたとおりに勉強をして、親が干渉しなくなったら戸惑った挙句に趣味で時間をつぶして……という生き方をしてきたので、何かに特化しているとは言えません。

資格オタクと呼ばれるような類でもないので、生きていく力は弱く、実際に働いてみたら体力不足も判明して、さらには精神的な不調も重なって。

 ただでさえ「何かを続ける」ことさえ難しいんです。私は趣味でさえ不定期に飽きます。


多趣味と言われれば聞こえはいいけども、飽き性な私にとって「一か所で働き続ける」なんて夢のまた夢で。

案の定、職を辞すことになりました。

しかし、職を辞したら余計に就職しづらくなるのも事実で。

就活で苦労したはずの私は途方にくれたものです。


 今の私にとってもそれは変わりません。ただ、自分の売り方が少しわかるようになってきたなと思います。何もできないと思っていたころと比べると、私は(勉強もしていないけどセンスで)ある程度のデザインが出来て、文章も書けて、データ入力とかの地道な作業も少しずつできるようになってきています。


 何よりも、今までは出来ることを数えようとすらしなかったのが、出来ることを数えるようになりました。それが一番の成長です。

 とりあえず、皆さんも出来ないことを数える前に出来ることを数えてみるといいですよ。


案外、素直になろうとすると天邪鬼になっちゃって「自分にできることなんてないよ」と言いがちなのが日本人ですけど、そうやってすぐに数えることを拒絶するのではなく、一度、バカらしくても数えてみる。

それが案外大事だったりするものです。


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