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「できない」より「やらない」を選んでいたと気づいた日

  • 執筆者の写真: kyarikakuhamamatu
    kyarikakuhamamatu
  • 3 日前
  • 読了時間: 3分

こんにちは、私は精神障害を持っていると診断されており、復職への道筋として作業所に通っています。ただ、実際に通ってみると思ったよりも仕事って大変です。実際の職場だったら許されないような遅刻や欠勤をしたこともあります。もちろん、服薬調整とかの関係もあって体調を崩したわけですが、まだまだ社会復帰への道は遠いなと感じますね。

 そんな私から見て、「できない」という言葉の曖昧さは敵になることがあります。それは本当に能力的にできないのか、あるいは無理をすればできるのか、無理を続けられるのか。そのような問いを投げかけられた時に「今回の失敗は出来なかったのか、しなかったのか」と悩まされることがあります。

 「しなかった」という言葉は実にシンプルです。事実を示すだけですから。ですが、「できない」という言葉は可能性を含む言葉です。可能性なんて実現してないんだから考えても無駄だと思ってしまうときもありますが、改善するきっかけになるのも事実。「できなかった」と言い換えて新たな挑戦を始めるのも悪くありません。

 私はこれまで様々なことを「できなかった」と思っています。主体的に可能性を捨てたのではなく、制限があったから「できなかった」。そう信じてきました。

 しかし、たまに言われるんです。「そんな状況でも本当はやりようがあったんじゃない?」って。例えば、親が勉強を推進したせいで交友関係をうまく作れなくなったことも、本当は違う方法を取っていれば問題にならなかったんじゃないか、とか。状況に甘えて主体的に諦めていたんじゃないか、と言われた時に僕は「できなかった」と繰り返すしかできませんでした。

 実際にそのような可能性があったのかは僕が知ることじゃあ、ありません。可能性や世界線なんて神様が知っていればいいことです。ただ、現実を変える方法は神様の立場になって考えるしかないのかもしれない、と感じます。ただ、一個人の思い込みだけでは何も変わらないのです。人間には「恒常性」という機能が付いています。けがをしたら治るように、変化しそうだったら元に戻そうとしてしまう力です。

 だから、本当に変化したいのなら、生物としての本質を超えないといけない。生物を超えて、神の視点に立った時、何が見えるのか。……私はまだ、知りません。

 そう思うと、私はこれまで「やらない」を選んできたのかもしれないですね。「やった」時の世界を知らないですから。

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