サッカーのポジションとフォーメーションについて
- kyarikakuhamamatu
- 5月3日
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サッカーには選手の役割を表す「ポジション」と、大まかな選手の布陣を表す「フォーメーション」がある。まず、ポジションについてだが、大まかに4種類に分類される。一つ目がフォワード(FW)。前線に位置し、点を決める選手だ。二つ目がミッドフィルダー(MF)。中盤に位置し、攻撃の起点となったり、ボール奪取をしたりしてチームに貢献する。三つ目がディフェンダー(DF)。最後列に位置し、相手のシュートをブロックしたり、ボール奪取をしたりしてチームに貢献する。四つ目がゴールキーパー(GK)。サッカー選手の中で唯一手を使って良いポジションだ。昔はゴールを守ることが何よりの役割だったが、現代サッカーではビルドアップ(攻撃の組み立て)への関与やパントキック(手で持っているボールを離し、地面につく前に足で蹴ること)でのボールの配給もタスクとして求められる。
次にフォーメーションについてだが、主に3つのタイプに分類される。一つ目は4バック。ディフェンスの選手が4枚配置される。二人のサイドバック(SB)と二人のセンターバック(CB)によって構成される。攻守のバランスが良く、Jリーグや海外のクラブでも多く採用されている。二つ目は3バック。CBが3人で守りを固める、4バックと比べてより攻撃的なフォーメーション。サイドの選手はウイングバック(WB)と呼ばれ、攻撃が中心だが守備のタスクも課される。日本代表がこのフォーメーションを採用しており、陣形は自陣から見て3-4-2-1だ。三つ目は5バック。ディフェンスの選手を5枚配置する。かなり守備的なフォーメーションだ。格上と戦う時に採用されることが多い。
さて、ポジションとフォーメーションについての概要を説明したところで、より細かいタスクについて説明していく。
まず、FWだがやはり最も求められることは、点を決めることだ。センターフォワード(CF)の選手は最前列の中央に位置し、ゴールに最も近い所でプレーする。味方のスルーパス(選手が走る先のスペースに出すパス)に反応してゴールを決めたり、サイドからのクロス(横方向へのフライパス)にヘディングやボレー(ワンタッチでシュートを決めること)で合わせたりする。様々なタイプの選手が居るが、日本代表の上田綺世選手は裏抜けの(相手のDFの背後に走る)動きや、ポストプレー(自陣から来たボールを収めること)がタスクとして課されている。シャドーと呼ばれるポジションもあり、日本代表でいうと3-4-2-1の2の部分に当たる。前線からのプレス(ボールを奪おうと圧をかけること)やCFの選手へのパス、カットイン(切り込んで)からのシュート、こぼれ球の押し込みなどの役割がある。またウイングというポジションもある。かつてFCバルセロナで活躍したリオネル・メッシ選手やネイマール選手などがそのポジションだ。ドリブルが得意な選手が多く、クロスを上げたり、カットインしてからのシュートで活躍する。
次にMFだが、求められることは多岐にわたる。得点、アシスト、サイドチェンジなど。MFの中でもいくつかのポジションがある。トップ下、サイドハーフ(SH)、WB、ボランチなど。4-2-3-1のフォーメーションでは、トップ下(3の中央の選手)の選手は下がってきてビルドアップに貢献したり、トップの選手にパスを出したりする役目を負う。同じく4-2-3-1におけるSH(3の左右の選手)は攻撃参加がメインで、FWのウイングの選手に比べれば守備のタスクは増えるものの、似たような特徴を持った選手が多い。3-4-2-1における4の左右を固めるのがWBだ。日本代表では、堂安律選手や中村敬斗選手が起用されることが多い。攻撃時には一気に前線に駆け上がってシュートまで持ち込む場面もあるが、守備時には相手のサイドの選手をマークし、5-4-1のような布陣になることもある。中盤の底に位置するボランチの選手にはピッチを俯瞰して見る能力が求められる。最後列まで降りて、CBとともにビルドアップに貢献したり、攻撃時にはゴール前まで飛び出したりすることもある。ボールの中継役となるため、ドリブルするか、前方の選手にパスを出すか、CBやSBにバックパスを出すか、逆サイドの選手に長いパスを出すか、など相手の動きに合わせて瞬時に判断する必要がある。また、ハイボール(高く空中に上がった球)やパントキックのボールの競り合いも重要で、ここで競り勝てるとマイボールになり、攻撃に転じることができる。
続いてDFだが、守備の要、CBから説明する。CBに必要とされるのは、対人守備能力とビルドアップ能力だ。対人守備能力といっても色々とあり、相手FWとの体の張り合いや空中戦、数的同数や不利な状況でのドリブルのコースやシュートコースの限定のさせ方などがある。また、最後列からボールを繋いでいくことも重要で、前線の選手に強いパスを出すことで、一気に攻撃に転じることもできる。SBに必要とされることは、チームの戦術によって変わる。守備的なSBはサイドに位置するCBのような役割となる。逆に攻撃的なSBは、味方選手がボールを持った時にオーバーラップ(味方選手の外側から追い越していくこと)やアンダーラップ(味方選手の内側から追い越していくこと)をし、サイドからの攻撃を構築する。最終的にはクロスで終わることも多い。
最後にGKだが、前述した通り現代サッカーではセービング(ゴールを守るためにボールを捕ること)以外にもCBと三枚でビルドアップをしたり、自陣からのパントキックで一気に最前線へボールを配給する役目も担う。ちなみにGKはボールを保持してから6秒以内に手から離さなければならないというルールがある。日本代表では鈴木彩艶(ザイオン)選手が2026年3月のイングランド戦(親善試合)で驚異的なシュートストップを見せ、勝利に大きく貢献した。
今年はワールドカップが開催される。各国のチームがどのようなフォーメーションを採用し、各選手がどのような動きをするかに注目して見るとより楽しめるかもしれない。



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